豆は「しあわせ」のタネである

古代米 朽木まるきゅう「ずんだ青大豆あん」大福

三条名店街商店街にて

仕事で使う和紙や墨、自分用の硯などを買って次の目的地へ急いでいたら、通り過ぎる瞬間に目に入った「豆」の気配。それは、商店街の一角に数軒が出店され、そのうちの一軒で売られていた大福でした。

ほんの一瞬、緑色が視界に入りました。通り過ぎてふり返り、近づいて行くと‥‥

 

[黒米大福]のあんこが「ずんだの青大豆あん」でできていると書かれています。

ガラスの蓋には「すべて農家の手作りです」の文字。販売のお兄さんが「1個からでもどうぞ」と声をかけてくださって、ずんだ餡の大福大納言つぶあんの[とち大福]を買い求めました。

そして、いつものごとく豆の話になり‥‥

「朽木から来ました」と言われるも、そこがどこだかわからずに‥‥

「滋賀県の朽木で古代米や青大豆を育てています」と。

 

滋賀県産の青大豆

「え、ではこの青大豆は自家製ですか?」「山形の青大豆をよく使っています。秘伝豆が好きなんですけど‥‥」と話がスパークしました。

秘伝豆は美味しくできるときは甘くて良い豆ができるけど、出来ぐあいにムラがあり、良い年と残念な年のバラツキが多いとのこと。よって、安定する品種の青大豆を栽培されているそうです。元は山形のタネと言われていました。

そうして、青大豆の袋入りも見せてくださいました。無農薬で育てた青大豆と、最初だけ防虫剤をかけ、その後はトウガラシで防虫して育てた青大豆の違いも見せてくださいました。
毎年、自分で育てた豆や古代米を使って大福やきなこおはぎを作り、販売されているそうです。いただいた御名刺には「横井」さんとありました。長靴を履いて手植えで田植えをしておられる写真も載っています。

 

まるきゅうさんの黒米大福は、青大豆あん

[とち大福]は大納言の粒あんで、ペロリと美味しくいただきました。

[黒米大福]は、ずんだのあんこだから写真を撮ろうとかまえて、じっくりと味わいました。

青大豆のずんだ餡は、ほんのり粒のざらつく感じが舌に心地よく、きな粉のような大豆粉のような、記憶にあるなつかしい味がしました。あんこも上々なら、大福もコシのある美味しい大福でした。もしかすると、臼と杵でついたお餅かしら? と考えながらいただきました。

[とち大福]は130円、[黒米大福]は120円でした。

こんなに美味しい大福なら、ケチな買い方をせずもっとたくさん買えばよかった、と思いました。そして、翌日も食べたくて名刺に書かれている番号に電話をかけてみると‥‥

 

[朽木まるきゅう]さんの店は、三条名店街に毎週火曜日だけ、しかも抽選に当たったときだけ出店されるのだそう。ちなみに次の火曜日、2月28日はハズレたそうです。

じゃあ、その次は? 3月7日(火)ですよね。

8分の5の確立で当たったら、また滋賀から京都三条名店街に来てくださるそう。

3月7日(火)大安、カレンダーに◯をつけ、空欄に「大福」と書きました。(^^)

ん〜、待ち遠しい!

 

*3/7 追記 [朽木まるきゅう]さんの大福を買いに行ったら、今日はもう昼には売り切れて店じまいされたとのこと。残念‥‥

次回、3/14(火)も来られるそうですので、極力、午前中に向かうようにします。。。

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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