豆は「しあわせ」のタネである

京都府産 枝付黒枝豆

京野菜 かね正さんの枝付黒枝豆

少し前に入手して、載せるのが遅くなりました。京都市・北大路VIVREの野菜売場で買いました。298円+税でした。

今の時期も売られているかどうか、電話でお訊ねすると「本日は、京都府産の枝付枝豆でしたらあります」とのことです。

枝付枝豆は、豆が緑色の枝豆です。枝付黒枝豆は、豆の表面が緑から黒くなりかけのネズミ色のような色をした枝豆です。どちらも美味しいので、食べてみてください。

かね正さんの野菜ですから、おそらく丹後で育った枝豆ではないかと思います。

 

ヒモで縛られた茎と根っこが、とても立派です。豆の莢にも、茶色いうぶ毛がびっしり。

1枝ごとに地面から抜き取って収穫し、葉をすべて落して、根っこに付着した土も落して(洗浄されている?)、紐でグルグル巻いてあります。そして、透明ビニールできれいにラッピングされています。このお手間を考えると、頭が下がる思いです。

 

 

枝豆用品種の枝豆

豆に詳しいM社長とお話した際に「枝豆用の品種と、大豆用の品種を枝豆状態のときに収穫したものでは、おいしさが違う」とお聞きして、納得したことがあります。

枝豆が完熟して大豆になるのですが、枝豆状態でおいしさのピークを迎えるよう枝豆は品種改良されているのですね。朝晩の寒暖差や雨の状況、水はけの良さなどが関係していると思っていましたら、もともとの苗(種?)自体が枝豆用品種なんですね!

おいしい作物をつくることにかける生産者さんや開発者さんたちの心意気が、こんなにおいしい枝豆を私たちに届けてくださっている。ありがたいことです。

黒枝豆はいつものように、南部鉄のフライパンで蒸し焼きにしました。そうすることで、味がより濃く感じられ、枝豆のもつ栄養成分も逃がさずいただくことができます。

*蒸し焼きについては、北里大学の高平教授も良いと述べられています。 豆なブログ 2017.8.30の後半部分に掲載

 

ホクホクの枝豆、黒枝豆は緑の枝豆とはまた違ったあま味を感じます。黒枝豆の表面の黒い薄皮の中に、緑色した部分が見えますね。

 

9月、10月と、これから丹波や丹後でもおいしい黒枝豆が収穫されます。緑色の枝豆茶豆黒枝豆、どれも好きです。その上で、大粒の黒豆枝豆がいちばん遅い時期に収穫されることを、私は自然界の摂理のように感じています。(^^)

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豆・豆料理探検家
豆料理アドバイザー

五木 のどか

福岡県生まれ、京都市在住。個人事務所 who(ふー)所属。豆の原稿執筆、レシピ開発、販売促進などに携わる傍ら、豆好きな人を増やすため、豆料理の楽しさやおいしさ、使い方を伝える活動を展開している。 | 詳細はこちら
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